芝居や演劇★★★★★★随時、日記から移動&更新していってます★★★★★★民謡 10月23日(火) 今、「佐渡おけさ」をエンドレスで聞いている。 最初の2フレーズ程だが、11月初旬の舞台公演に向けて、叩き込まねばならない。 普段聴くのは、歌詞のない曲が多い。映画音楽、環境音楽、BGM集、etc。 歌詞があると、ついつい言葉を追い、感情をイメージし、疲れてしまうからだ。 それにしても民謡は難しい。即席でどこまで誤魔化しが効くのだろうか…。 大道具 10月26日(金) 朝から、芝居の大道具製作。舞台の後ろに設置するトオミ(遠くに見えるモノ、の意であろう) の雪山を描いた。ベニヤ板をつなげた横幅4間の大きなカキワリ。まるで風呂屋の壁画だ。 元アイドル?という某俳優氏に「演技は下手だが、美術は巧いな」と言われた事があるが、 自分でも実感してしまう時がある。持って生まれた才能で生きていくのが一番いい。 稽古した「佐渡おけさ」は結局ボツ、他の方が歌う事になった。裏方に徹していくべきかな。 小屋入り 10月29日(月) 今日から小屋入り。芝居の本番の準備の為、劇場に入るのだ。 小さいが、小奇麗で、駅から近く、客席から舞台が見やすい、とても良い小屋だ。 会場が大きくても客席の傾斜がありすぎると、後ろの方は役者の頭ばかり見えてしまう。 傾斜がないと、足元ばかり気になる。古い椅子がきしんだり、空調が悪く埃っぽかったり、 ロビーや化粧室が妙に暗かったりするのも困る。…考えると、ますます良い小屋だ(笑)。 本番 11月4日(日) 週3、4日の数ヶ月の稽古、土・日に大・小道具製作、仕事の合間にチケット売り。 衣装を集め、切ったり縫ったりして整え、髪形や舞台メイクを考え、化粧品を揃える。 数日前にいよいよ小屋(劇場)入り。ベニヤ板やコワリ・タルキ・ニンギョウ・箱馬(木材類)、 黒幕・パンチ・文字幕・ダイジン隠し(布類)、照明器具やスピーカー等々をセットする。 そこへお客様と役者・スタッフが入って、初めて「演劇」の出来上がり!無事、迎えられた。 バラシ 11月5日(月) 芝居の本番が終わった後の作業が「バラシ」。舞台上に組んだセットを崩さねばならない。 今回は、非常に時間がない為、それぞれに役割をコト細かく決めて「バラシ」に挑んだ。 幕が下りた終演と同時に、感動に浸る余韻も無く作業に取り掛かる!!腰から下げた ガチ袋にナグリ(金槌)とバール(釘抜き)を差し、効率良く舞台を取り壊していくのだ。 さっきまで1940年代のアメリカだった世界が、みるみるうちに素の劇場に戻っていく…。 演目模索 12月16日(日) 劇団の公演の次回作を検討している。皆で脚本を持ち寄るのだが、なかなか決まらない。 今の時代に合うか?いい作品でも古臭いとか、時期的に合わないとか。予算はどれくらいか? 時代物や場面転換が多いと厳しい。上演時間は?出演人数は?前回までの作品の流れは? うちのお客様が求めるものはどんな話か?そして自分達が稽古&発表したいものは? 一番の問題は、その脚本の上演許可が降りるか?使用料は?…今年中に決めねばならん。 千葉真一氏の誕生日 1月23日(水) 私のビデオライブラリーで出演1、2位を争う人物である。ちなみに争う相手は高橋英樹氏。 1月1日は役所広司氏の誕生日であった。気持ちはほぼ1位だが、ビデオは3位と思われる。 過去の日記を紐解いて下さっている方はご存知と思うが、私は芝居に携わっている。 現在参加させて頂いている所は、プロ並みのアマチュア劇団。次回作がようやく決定した。 戦国時代、主演は犬!火事と喧嘩に色恋友情!講談師と三味線、拍子木(柝)が唸る!? 芝居を公演する過程 4月9日(火) 舞台を公演するというと、関わった事の無い人には想像出来ない様々な作業がたくさんある。 以前にここの日記にも書いたが、スタートは台本探し。古今東西、シェークスピアだ近松だ 三谷幸喜だ?又はオリジナルで脚本家に書いて頂くか…。決まったら稽古してキャスト発表。 セリフを覚え動きをまとめ、徐々に衣装・小道具を用意し、なければ借りるか作る。 セットや大道具を検討し、休みの日や稽古の合間に作成。失敗して練り直す事もしばしばだ。 芝居で食えるか 4月10日(水) 芝居の衣装や道具は、多くの中小劇団はプロアマ問わず、出演する役者が中心に作る。 そもそも日本という芸術後進国で「食える劇団及び俳優」などホンの一握りに過ぎない。 「食える状態」を目指すと、最初の志と路線が変更してしまう場合も多いらしい。 簡単に例えると、劇団四季を目指し数々のオーディションをくぐり抜けて劇団員になった人が 数年後に退団し、小さな劇団に入るとかね。やりたい事と商売になる事、難しいトコロ…。 こういうのも有り?な鎧 4月11日(木) さて、大道具作成作業だ。毎度の如く、私は絵筆を振るう仕事が大半を占める。 まず、目の不自由なオジサン扮する侍大将の鎧(ヨロイ)。観光地に置いてあるような、 くり抜いた穴に首だけ出して、衣装を身に着けた格好の写真を撮れるカキワリもどき。 オジサンの体に合わせて、首から足首までの鎧を薄いベニヤ板に描く。鎧の資料を集め、 下書きし、手間隙かけて彩色。レンタルで鎧を借りるとかなり高価になってしまうそうだ。 ペープサートって何語? 4月12日(金) 続いて、今回のお楽しみ企画「ペープサート」巨大な紙人形劇の事である。小学生の時、 画用紙に笑った顔、裏に困った顔を描いて、割り箸を真ん中にはさんで作ったアレ。 クルッと回転させると表情が変わる。もちろん教室ではなく舞台上なので一つが50cm四方位。 豊臣秀吉、小西行長、加藤清正、豊臣秀次、大名、百姓、兵卒…他、旗や槍や刀も作成。 お辞儀をしたり、場面が変わったりする仕掛けを試行錯誤。色塗りも結構な作業である。 後ろに立てる遠見を描く 4月13日(土) 他のメンバーが城下町の塀や格子の檻をカナヅチやノコギリで作っている横で、今度は大阪城 の遠見(トオミ)。ベニヤ板いっぱいに土台の石垣から天辺のシャチホコ迄、B4鉛筆で描く。 もともと舞台上の美術を師匠等に習った訳ではないので、前回の山脈の遠見ならともかく 大阪城なんてとうてい仕上げられまい…と辞退したかったのだが…(苦笑)。 なんと日本の城の難しい事か!どうにもなかなかデッサンが上手くゆかず、四苦八苦の連続。 本番前の舞台作り 4月14日(日) 月曜から仕込みで小屋入り。倉庫からワゴンで作った大道具や大工道具を劇場に運び入れ、 舞台上にパンチ(専用のじゅうたん)をキッチリ敷き、その上に台や岩を組み立てていく。 塀や檻の枠に人形(ニンギョウ)という足を取り付け、シズ(オモリ)を乗せて固定。 全国を巡っている劇団から借りた定式幕(歌舞伎に使うくすんだ赤・黒・緑の縞の幕)を 小屋中に張り巡らす。角に講釈師の机と座布団、生演奏のシンセサイザーとドラの設置! 時間を頂くだけで有難いのに(恐縮) 4月16日(火) 紫陽花の鉢植え(勤務先の上司)。魚・餅等網焼き器(気象予報士兼アナウンサー)。 クッキー詰合せ(製版会社勤務)。宮崎限定の味噌と焼肉のタレ(アカペラ歌手)。 バス用品セット(保育士)。メリー・チョコ詰合せ(司書兼ダンサー)。ゼンマイで歩く豚 (洋裁勉強中)。ガラス豚(日舞・着付け修行中)。ゴディバ・クッキー(スーパー永年勤務)。 豆菓子等詰合せ(Web系)…今回は、本当に様々な人から様々な差入れを頂戴した。感謝感激! 客と舞台と役者が揃って「演劇」 4月20日(土) 先日の舞台は4日間、6ステージの公演であった。ライオンキング(劇団四季)の様に、 ロングランで何ヶ月も行う舞台もあるが、あくまでアマチュアで6回公演は、割りと多い。 生の演劇は映画と違い、お客様のノリや天気や役者の体調により仕上がりが正直、変化する。 で、6回あれば良い回もあるし、悪い回もある。一人の観客は一回しか観ないのだから、 そんな事言ってられないが…良くない回に限って、知人が多く来ていたりする(苦笑)。 役は自分を映す鏡 4月21日(日) 「rauhinnの役はもっと悪い奴が良かった」「迷いがバレる。素のアナタが見えた。勢いは あるが役になりきっていない」「いつもより短い1時間半の上演が長く感じてしまった」… 今回、日曜のマチネ(昼の部)を観て。内輪でも、その回は出来が良くなかったと自覚していた。 しかし本来同じ二千五百円、今の回は失敗…では済まされない。「舞台上でどんなに それらしく演じても、その人の性格が浮彫りになる」私は悪役になれんのか(笑)。 劇団からのプロポーズ 5月1日(水) 「結婚する程は責任持ちたくないけど、一緒に仲良く付き合っていきたい」こういうの有り? 都合いいかな?ずるいのかな?私は、とある少人数のアマチュア劇団に参加しだして2年強。 先輩から「正劇団員にならないか」との言葉を頂戴した。誰彼構わない訳ではない、とありが たいお誘い。しかし、私の返事は「芝居が自分の道かどうか決めかねる。参加する公演には 責任持つが、組織に責任を持つのは束縛を感じる」…コレって嫌?フラれた原因に共通(笑)? 映画エキストラ出演 6月1日(土) 昨秋、宿泊費も食費もすべて自腹で二泊三日、とある小規模の映画(…三億、という話だが)の ボランティア・エキストラを出演した。その映画が2週間だけ都内で上映されるというので観に 行った。…本当はあまり行く気なかったのだが、出演者にチケットが配布され、つきあいで 私が買わされたのである。出来は心配していたが、意外に面白いかも?との思いを抱きつつ、 映画館へ…。が、予想以上に…スタッフのバラバラさがそのままフィルムになってたね(涙)。 喉を潰したエキストラ三日間は数秒に(笑) 6月14日(金) 昨秋、映画のエキストラにボランティア参加した。二泊三日で、弁当代さえ自分持ち(笑)。 田舎の商店街を通行止めし、地元市民の協力を得、大掛かりなクレーンを使っての撮影だ。 全国から集まった道楽者…イヤ、芸術・文化に熱い人々を班分けして所定の位置へ誘導する。 助監督の指示通り、何回も何回もワーッと歓声を揚げたり、どよめいた後シーンとしたり。 本日、無事上映終了!自分の一瞬のアップと、走る後姿を確認。本当に一瞬、だ。 ★★★★★★随時、日記から移動&更新しております!★★★★★★ |